「チプカシ(チープカシオ)」はご存知だろうか。
チプカシは日本の時計メーカー・CASIOが途上国向けモデルとして製造している廉価な腕時計のことで、1000円~程度のローコストで買えることや、品質が安定していて様々なデザインのラインナップが揃っていることから、昨年あたりから日本でも若い女性を中心に人気を集めている。「チープ(安い)」な「カシオ」といった感じだ。
とってもナウでヤングなチプカシ腕時計
このようにinstagramで #チプカシのハッシュタグを検索すればたくさんのコーディネイト写真がヒットするように、オシャレアイテムの一つとして認知されている。
シンプルなデザインでバリエーションが豊富なため、数を揃え服に合わせてコーディネートするのに最適なのだろう。
海外モデルながら、国内で入手可能
気になっていたところ、そんなチプカシが意外にも日本で、普通に売っているという話を聞いたので探してみた。私が今回購入したのは、F-91W-1JFという型番のものである。渋谷のビックカメラで934円。安かった。
百均の時計のような安っぽさ、昭和時代のガジェットのようなシンプルさが特徴だ。でも、バックライトとアラーム機能がついているなど、なかなか高機能なのも特筆に値する。
彼も愛用
このモデルは、そのシンプルさと高機能差から世界で人気を集めている。
そして実はアメリカの不倶戴天の敵たる武装集団「アルカイダ」の指導者・オサマ=ビンラディン氏が愛用していた*1ことでも知られている。
さらに、手に入れやすさと構造の単純さを利用して時限式爆弾の材料としてしばしば使われるようだ。安くて高品質のクールジャパンって感じだ。
ところでこのF-91W-1JF、チプカシとはいえオシャレ写真が並ぶinstagramでも男性とみられる腕毛のたくましく生えた腕にしか装着されていない。昭和時代のガジェット風のこのモデルをオタクが着けていても、抜け感演出どころかナチュラルにオタク感を増進するので、十分に気をつけたい。
あと、Amazonで「ビン・ラディン」と検索すると当該のモデルのチプカシ腕時計が引っかかるのほんと草生える。
*1:How the Casio F-91W became the world’s most versatile (and dangerous) watch
*2:File:Al Qaida watch timer on perf board 84071 -a.jpg – Wikimedia Commons
【ついでに読みたい】
★ 日本のオタクたちがカメラを携え大挙して押し寄せてきた!?|2016年北朝鮮旅行#01
★ 規制に強い「Shadowsocks」にも対応 壁超えおすすめVPNサービス(PR)
★ 多言語対応!口語・発音練習アプリ「Speechling」でドシドシ口を動かそう
★ 【中国語学習小ワザ】ピンイン付き単語帳を「スプレッドシート」で自動作成!? Google翻訳関数とアドイン「Hanyu Pinyin」活用術