大阪日本橋の❝爆買い拠点❞に広がる「リトル中国」

大阪日本橋の❝爆買い拠点❞に広がる「リトル中国」

大阪日本橋『でんでんタウン』地区に建設され、日本最大級の免税店を擁することで訪日中国人観光客の”爆買い拠点”となっている商業施設『上海新天地』が、中国へ帰国せずとも中国の物産を買い、小吃を楽しめる”kaeriスポット”と化していることが、現代中国文化愛好団体『毛友会』の取材で判明した。

撮影:毛友会

きらびやかな内装の免税店の脇からエレベーターを使い6階まで上がっていくと、打って変わって現地っぽいシンプルな内装のスーパーが目の前に出現する。

中国から日本へやってきた観光客は、何を日本に望むだろうか。日本食?日本ブランドの家電製品?小奇麗な街並み?日本文化を感じられる観光施設、それとも、”おもてなし”を核心価値とする日本式服務?

しかし、そういった”日本的なもの”だけでは、旅の疲れも溜まってしまうのか知らん。そんなときに、いつもの食べ物や飲み物、雑貨が手に入る超市があれば、実家のような安心感を覚え、旅の疲れを癒やすことが出来るのだろう。ここには、中国の生活そのものが凝縮されているようだ。

店内には、調味料や乾物などの中華食材一式、中国や台湾でよく見かける缶ジュースやお酒、水餃子やマントウなどの冷凍食品、大きな豚ブロック肉や果てには狗肉などの冷凍肉、店内で調理した煮豚や点心などのお惣菜、そして更には調理器具、書籍やケータイ用品までもが、所狭しと並んでいる。

そして、それは逆に、我々日本に暮らす中国愛好者が、飛行機に乗らずとも”中国の空気”を感じ取ることができる、kaeriスポットであるとも言えるのだ。

毛友会が発行し、8月12日にコミックマーケット(C92)にて頒布予定の中国人街ガイドブック『毛友録』では、爆買い拠点・上海新天地内部にある中国物産店並びに小吃店の展開を詳報する。

 

毛友録~中国人街Kaeriガイド~ Vol.1

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