2017年7月、東日本旅客鉄道上野駅(東京都台東区)と、上野駅に隣接する御徒町駅(同)を結ぶ線路の高架下に広がる市場『アメヤ横丁』に、中国現地の雰囲気を残しながら本格的な中華料理を提供する屋台が増加していることが、現代中国文化愛好団体『毛友会』の取材で判明した。
都内でも古き良き風景をとどめる、全国的に有名で常に人通りの絶えない一帯であるが、近年、アジア系の店舗が少しずつ進出してきている。もともとアメ横は鮮魚を取り扱う店舗が多かったこともあり、海鮮丼などを提供する屋台が多く立地する”屋台激戦区”となっているが、そこに新たに現地さながらのハイクオリティーなアジアン屋台が参戦してきている格好だ。
毛友会によると、アメヤ横丁に広がる”中華屋台”の数々は、日本には珍しく、中国現地ではよく見られるような屋台の形式をとっているという。
本場中国でよく見かける粗末なテーブルと丸椅子を路面に並べたスタイルの屋台がずらりと並んでいて、なんとも味のある雰囲気を醸し出している。当会の調査では、都内でここまで現地感あふれる屋台が見られる場所はここアメ横だけだ。
一見、どの屋台も同じようなメニューを提供しているように見えるが、よく屋台を観察していると、”ある仕組み”の存在が明らかになった。
毛友会が発行し、8月12日にコミックマーケット(C92)にて頒布予定の中国人街ガイドブック『毛友録』では、上野アメヤ横丁に広がる中華屋台街の現状を詳報する。
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