中国語学習、大変ですよね。漢字と発音(ピンイン)を一致させるのも大変ですよね。
そんな学習者同志に、スマホに表示される漢字を6元くらいでピンイン付きにするテクニックを伝授します。筆者が利用しているスマホはHuawei Honor Magic2(大陸版)ですので、この機種を例に進めていきます。
1. スマートフォンの「テーマアプリ(主題)」を起動する
Huaweiのスマホにはテーマ(主題)アプリでフォントやデザインを好きにカスタマイズする機能があります。今回はその機能を使います。
2. フォント市場から「フォント(字体)」を検索する
テーマアプリからは、様々な項目をカスタマイズできますが、今回は「字体(フォント)」を選択します。
3. ピンイン付きフォントをダウンロードして適用する
ピンインフォントは、「拼音」で検索すればたくさん出てきます。多くが有料フォントですが、6元程度と安いです。プレビューしたりして試せるので、見やすいとかデザインが気に入ったとか、条件に合うものを選択します。
筆者は「X-拼音体好嗨哦」を購入して使用しています。ちょっと潰れて見えますが漢字とピンインのバランスが良くて好きです。
4. 動作環境
Huaweiの大陸版スマホでは確実に出来ます。Xiaomi、Galaxyなどでもフォント変更が可能だとの報告がありました。iPhoneは今のところできるという報告を聞いたことがありません。
OPPOやVivo等の中国メーカーをはじめとしたその他のメーカーやOSのスマホにも搭載されている可能性は十分にありますので、もし見つけたらぜひTwitter:fd_a_までお知らせ下さい。
5. 便利な用途
地図アプリで難読地名も楽々読める
一番有用なのは地図アプリです。地名は学習者キラーの漢字が多く出てきます。「タクシーの運転手に道の名前を伝えたいけど、道の名前をなんて読むのかわからない!」みたいなストレスはほぼゼロになります。
Wechatミニプログラムと組み合わせて学習が捗る!
もちろん、Wechat等のメッセージアプリがピンイン併記になるとネイティブのメッセージから中文を学習することが出来て非常にありがたいのですが、オススメなのがミニプログラムの「新闻联播+」と組み合わせることです。
「新闻联播」はCCTV7時のニュースとして中国語学習者の優秀な学習マテリアルになっているのですが、このミニアプリは新闻联播の動画や音声とスクリプトを同時に表示してくれるどころか、ニュースごとに切り出して再生することもできるスグレモノです。音読の素材としても、とても豊富です。
6. 限界と展望
非常に便利なピンインフォントですが、いくつか限界もありますので下記に記します。
多音字に対応していない
文字とピンインが一対一対応なので、文脈から空気読んで多音字も正確に表示してくれるようなことはありません。画像のように間違ったピンインが表示されます。まあ学習するべき多音字もそんなに多くないはずなので、覚えていればこのフォントを使ってて誤読することもほとんど無いです。
ピンイン表示されるのはアプリ上、システム上の文字だけ
例えばWeb上の文字はサイト側にフォントが指定されていたりブラウザがフォントを指定するので、ピンインフォントが適用されません。アプリ画面の中でも、外部サイトを呼び出したりしている場合はダメです。
ただ、Wechatのメッセージや公式アカウントの記事、ミニプログラムの表示する文字などはほとんどピンインフォントになってくれるのでかなり便利ですね。
あとは、日本語の文の中に存在する中国語との共通漢字も容赦なくピンイン併記にしてくるので、日本語を表示するとちょっと愉快なことになります。試してみてください。
【参考】あらゆる中文で学習せよ!Chrome拡張機能「Add Pinyin」でWebサイトをピンイン付きに
パソコンのピンイン神器は上記で紹介していますので、気になる方はどうぞ。
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